新郎新婦必見!ウェディング装花の節約法 ~予算重視編~
結婚式を迎える新郎新婦にとってお金にまつわる悩みは大なり小なり出てくるものです。
ドレス、料理、映像、写真、演出、装花…それぞれのアイテムを決めていって
いざプランナーに見積りを出してもらうとたいていは初期見積りに比べて上がってしまうものです。
なぜかというと初期見積りの内容は必要最小限のものしか含まれていないプレーンな状態なので
オプションを色々追加してしまうとどうしても金額が増えてしまうのです。
例えるならば初期見積もりはお蕎麦屋さんの「かけそば」みたいなものです。
一番安くてそのまま食べることはできますが
やはり物足りなくて何かしらトッピングをしたくなります。
追加したらその分のお代がかかってきますよね。
ウェディングでもこのようなオプション追加の場面がいくつも出てきます。
初期段階の内容では物足りないのでみんなどうしてもオプションを付けたくなるのです。
うまくできていると言えばそれまでですが
とはいってもすべて希望通りにオプションを付けていては予算がどんどん膨れあがってしてしまいます。
結婚式費用を予算内に抑えるためにはどこかで節約をする必要も出てきます。
節約を考えているふたりの中には
「できれば装花で金額を節約したい」と考える人もいるはず。
そこで今回は
ウェディング装花の節約法 ~予算重視編~
と題しまして「内容よりとにかく予算を抑えたい!」という新郎新婦のために
4つの節約のコツを紹介したいと思います。
1.デザインはシンプルに
会場装花を安く済ませるためにできればデザインはシンプルにしましょう。
メインテーブルをソファスタイルにしたり器をたくさん置いて
いくつも花を小分けに飾っていくスタイルはオシャレではありますが
デザインが複雑になり金額が上がる可能性も高くなります。
装花の金額を抑えるためにはなるべく凝ったデザインは避けて
シンプルにする方が効果的です。
ではどのような装花デザインがよいのか
メインテーブルとゲストテーブルで紹介します。
メインテーブル装花は「一点盛り」にする
メインテーブルの装花はこだわりが無ければ
オーソドックスな「一点盛り」にしてしまった方が
金額を下げやすくなります。
「一点盛り」というのは花を大きく一個にアレンジしたものを
メインテーブル中央に飾るデザインです。
「1pointアレンジ」とも言います。
結婚式ではよく見るスタイルですが
「一点盛り」は花のボリュームが出しやすく
幅の長さによって値段を調節しやすいのが特徴です。
おふたりの前に花がしっかりあるので
写真を撮った時も自然と花が写り込みます。
食事の際の手元も上手に隠してくれるメリットもあります。
たとえメインテーブルいっぱいを花で埋めなくても
空いているスペースにキャンドルや小物類を装飾することで
さみしく見えないように上手に調整することができます。
ゲスト装花は背を低めに
ゲスト装花はなるべく背の低い物を選びましょう。
装花は器とのバランスが重要です。
高さのある器を使うと器の高さに負けないように花を多く使う必要が出てきます。
ゲスト装花は卓数分用意しなくてはならないので意外と費用がかかってしまう部分です。
コストダウンを狙うなら低いデザインが断然有利です。
2.ニュアンスカラーの花は避ける
お花には様々な色がありますがどれも同じ値段というわけではありません。
白やピンク、水色、黄色といったわかりやすい色は
流通も多くて安価な花も探しやすいです。
逆にベージュや紫、くすんだピンクなどのニュアンスカラーは
高価な品種が多く代替もなかなかききません。
これはくすんだニュアンスカラーの花は花色が安定しない品種が多く
作り手の技術や手間がかかっているためだと考えられます。
ですので、金額を抑えたいなら色調はわかりやすくした方がいいです。
ニュアンスカラーを使うと花おまかせでも高額になりがちです。
どうしてもくすみカラーを使いたければ
ペーパーアイテムやナフキンなどで取り入れていきましょう。
3.単価の安い花を使う
これが一番安く作るコツと言ってもいいかもしれません。
巷にはたくさんの花がありますがその中でも単価が安いものはたしかに存在します。
代表的なのがガーベラ、カーネーション、カスミソウでしょうか。
この3種類で作って高額になるということはまずないです。
もし花の値段がわからなければ勇気を出して
「安い花はどれですか?」と聞いちゃいましょう。
親切なフローリストならきっと答えてくれると思います。
その花を上手に取り入れればお値段を下げることもできるでしょう。
たまに「季節の花使うと安くなる」という意見を聞きます。
旬の花は質も良く、入荷も安定しているのでぜひ活用してほしいのですが
元々高価な花だったりすると、旬でもやっぱり高いです。
「季節の花=安い」と思い込むと思わぬ落とし穴がありますのでご注意ください。
なので結果的には「単価の安い花」を選ぶ方が費用節約の近道になるのではないかと思います。
つぎに先述した「ガーベラ」、「カーネーション」、「カスミソウ」がどんなお花かを紹介します。
ガーベラ
ガーベラはキク科の多年草です。中心の丸い部分から外側に向かって花びらが付いています。
しゅんと伸びた茎に可憐な花を一輪咲かせます。
色も咲き方のバリエーションもとても多彩で
毎年いろんな品種が出ています。
身近でカジュアルな印象のガーベラですが
上手に使うとオシャレに見せることもできます。
カーネーション
カーネーションはナデシコ科の多年草です。母の日に贈る花としておなじみの花です。
とても花もちが良く、ボリューム感もあるのでフラワーアレンジなどでよく使われます。
国産だけでなく輸入も多く出回っていて花色もたくさんあります。
また一輪咲きタイプやスプレー咲きタイプなどの咲き方違いも楽しめる花です。
カスミソウ
カスミソウはナデシコ科の草花で白くて細かい花を無数に咲かせます。
枝分かれが多く花全体が大きいので軽やかに空間を埋めてくれます。
実は一本当たりの値段は安くはないのですが
一本から使える量が多いので結果的に割安になる花です。
たまにピンクや水色に染色したカスミソウも見ることがありますが
そちらは染める手間がかかる分お値段は高めです
4.グリーンの種類はおまかせにする
切り花の中で葉物の総称を「グリーン」と呼びます。
グリーンは比較的安価なのでお花屋さんでもボリュームを出すときに使われます。
ウェディング装花においてもグリーンは上手に使えば金額を落とすことにつながります。
ただしグリーンの中には花よりも高価なものもあるので注意が必要です。
例えばユーカリのようなシルバーリーフや多肉植物などは比較的高いグリーンです。
安くしようとグリーンを増やして、結果的に高くなっては元も子もないですよね。
金額を抑えるならグリーンはこだわらず「おまかせ」にして
その分コストを落としてもらうようフローリストに相談しましょう。
まとめ
今回、装花の金額を節約するための4つのコツを紹介しました。
あくまで予算重視で考えた場合の節約術なので
あまり装花にこだわらずにコストを落としたい方向けです。
これから結婚式をむかえるおふたりにとって
すこしでも節約のヒントになればうれしいです。