オシャレ好きな花嫁に人気!『高砂ソファ』のメリットとデメリット
「高砂ソファ」ってご存知ですか?
新郎新婦の座るスペースにソファを置いて、ひと味違う高砂に仕上げる装飾スタイルです。
様々小物を使うことでオシャレにカジュアルさを表現できるため、
あこがれる新郎新婦も多いのではないでしょうか。
高砂ソファは7~8年ほど前から徐々に定着してきました。
今は高砂ソファ専用の結婚式場というのもあります。
私も現場で高砂ソファを手がけることが多くなりました、時代を感じます。
高砂ソファは一般的なメインテーブルとどのような違いがあるのか。
やってはみたいけど実際どうなるのかわからないという人も多いと思います。
そこで今回は高砂ソファの特徴とメリットやデメリットをまとめたいと思います。
これから検討しているおふたりはぜひ参考にしてみてください。
高砂ソファとは
一般的な高砂はテーブルの後ろに新郎新婦が座って装花は前のテーブルに置かれることがほとんどです。
それに対して、高砂ソファは中央のソファに新郎新婦が座って、その周りに花を装飾をします。
装飾品は基本自由で花以外の物をおいても構いません。
ふたりの趣味に関するものやオシャレな照明でデコレーションしたり
和装の婚礼だったら和傘を飾ったり
オリジナルで高砂装飾を作ることができます。
このように自由な発想で装飾ができるので
「形式にはまりたくない」「カジュアルな雰囲気にしたい」という思いのある新郎新婦には特に高砂ソファは人気があります。
では、
次に高砂ソファのメリットとデメリットを紹介していきましょう。
高砂ソファのメリット
ゲストとの距離感が近い
高砂ソファはよくあるメインテーブルを設けません。
ですので新郎新婦とゲストとの間に遮るものが無く、ゲストが新郎新婦をすぐ近くに感じることができます。
親族と乾杯したり、友人と一緒に写真を撮ったり、アットホームな空間でゲストと時間を共有できるのが高砂ソファの魅力です。
ドレス姿をたくさん見てもらえる
高砂ソファは基本的に新郎新婦の前にテーブルは置きません。
ですのでおふたりの全身をしっかりとゲストにお披露目することができます。
新婦が真剣に悩んで決めたドレスはたくさんの方に見てほしいものです。
高砂ソファであれば、ドレスの裾の広がりやウェディングシューズといった
テーブルに隠れてしまう細部のこだわりもお見せすることができます。
フォトジェニックな写真が残せる
高砂ソファはそれがそのままフォトスポットといっても過言ではありません。
ソファの周りをお花やタペストリーなどで飾ってフォトジェニックな空間に仕上げる人もいます。
他にもバルーンをたくさん飾ったり、ゲストを中心にして二人ではさんだり
オシャレでカジュアルな写真が撮れるのも高砂ソファの特徴です。
ただ、前に花が無いのでお花越しにおふたりを撮るアングルが難しいかもしれません。
その時はブーケを持って取りましょう。
和装に合わせることもできる
ソファの周りに枝物やグリーンを飾ったり、和傘や水引などの和風アイテム置けばを和装の高砂ソファにすることも可能です。
「純和風」というよりも個人的には「和モダン」や「大正ロマン」といったテーマに近い仕上がりだと思います。
この場合、お部屋の雰囲気に結構左右されます。
会場との相性を事前にチェックしておいたほうがいいかもしれません。
高砂ソファのデメリット
姿勢をくずせない
高砂ソファに座ると全身が見られますので
姿勢や動作に特に配慮が必要です。
新婦は特にソファに深く座ると腰が沈んでドレスの裾が上がってしまい、足首が丸見えになってしまいます。
また、疲れたと思って足をくずしたり、開いたりするとそのまま写真に残ります。
ソファで気軽にはくつろげませんので気を付けてください。
料理が食べにくい
カフェなどで経験があるかもしれませんが、ソファにローテーブルで食事って意外と食べにくいものです。
高砂ソファでもサイドテーブルなどに料理は出てきます。
でもドレス姿でかがんで食べることはかなり苦しい態勢ですし、見た目も良くありません。
高砂ソファではほぼ食事はできないとあらかじめ覚悟しておきましょう。
中には控室に料理を置いてくれる会場もあるようなので、プランナーに確認しておくといいと思います。
後方のゲストから見えにくい
ソファに座るとどうしても目線が一段下がりますので
広い会場だとの遠くに座るゲストからは見えにくくなる恐れがあります。
テーブルの数や柱の位置など会場の見え方を確認しましょう。
場合によってステージを設置するなど工夫が必要になってきます。
装飾にお金がかかる
高砂ソファは新郎新婦のまわりの空間に装飾していくので使うアイテムやお花の量は増えます。
会場の規模にもよりますが、高砂テーブルの2倍の金額かかったなんてこともざらです。
予算を重視したいならば、高砂ソファは花選びも重要になってきます。
装飾品についても会場に設備や装飾があれば借りることができるかもしれませんが、
通常の高砂ソファ用の設備がない会場だと、わざわざ調達しなくてはなりません。
もろもろ負担が増える可能性が高くなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
高砂ソファはアットホームで写真も映えるとても魅力的な高砂スタイルです。
ですがドレスを見せることができる反面、所作にも気を配らなくてはいけないなど表裏があります。
深く考えずに取り入れると後悔してしまうこともありますので
今回紹介したメリットとデメリットを考えたうえで選ぶといいでしょう。
もし高砂ソファが気になっているのであれば、事前に可能かどうかを会場に確認しておくことをおすすめします。
条件によってはできないことも出てくるかもしれませんので、プランナーに相談しながら、おふたりの希望の高砂ソファを目指していきましょう。