「この装花、別料金なの!?」と打ち合わせで泣かないための、「見落とし項目」9選

「式場との契約も終わって、いよいよお花の打ち合わせもスタート!」
…と楽しみにしていたのに、最初の打ち合わせでプランナーさんやフローリストさんから見積もりを提示されて、ガク然とする新郎新婦さんは本当に多いです。
「えっ、高砂の後ろの飾りって別料金なの!?」
「ウエディングケーキにナイフにまでお花代がかかるの!?」
そう、結婚式の初期見積もりに入っている装花は、多くの場合「本当に最低限の項目」だけ。
いざ打ち合わせが始まると、あれよあれよと10万、20万と跳ね上がっていくことも装花ではよく起こります。
そこで今回は、多くの新郎新婦のリアルな打ち合わせ現場を見てきた現役フローリストが教える、初期見積もりの見落とし項目9選をまとめました。
現場目線だからこそ分かる「後から追加になりがちな箇所」と、その賢い対策までしっかりお届けします。
これから打ち合わせを控えているプレ花嫁・新婦さんは、ぜひ手元の見積書と見比べながら、最後までチェックしてみてください!
目次
なぜ上がる?結婚式の初期見積もりと装花の「リアルな現実」
式場を決定して、最初に手にする「初期見積もり」。
全体予算を見て「よし、これくらいなら予算内におさまりそう!」と安心していませんか?
実は、結婚式の見積もりの中で、「後から上がりやすい項目」の一つが、何を隠そう【装花(お花)】なんです。
なぜそんなことが起きるのでしょうか?
一言で言うと、初期見積もりに入っているのは「結婚式が一応成立する、最低限の装花」だからです。
「式場がわざと安く見せているの?」と思ってしまうかもしれませんが、理由は装花がオーダーメイドであることにあります。
新郎新婦がやりたい演出や理想とする装花が分からない見積もり段階では、式場側としては勝手にオプション項目を増やせません。「これだけあれば、一応『結婚式』という形にはなります」という最低限のベース料金を初期見積もりとして出すしかないのです。
そのため、初期見積もりには「メインテーブル(高砂)」と「ゲストテーブル」、そして「ウエディングドレス用のブーケ1個」くらいしか入っていないことがほとんど。挙式や披露宴の演出で使う細かなお花は、「項目そのものが存在しない」状態となっています。
「じゃあ、打ち合わせが始まったらどんどん金額が上がっていくの…!?」と不安になる必要はありません!
お花が必要な場所さえ事前に分かっていれば、「どこが上がりやすくて、どこを対策すればいいか」が事前に見えてきます。
ここからは、新郎新婦が「えっ、これも入ってなかったの!?」と驚くリアルな見落とし項目9選を、現役フローリストの私が具体的な対策と一緒に徹底解説していきます。
【挙式編】写真にしっかり残る!見落としがちな装花2項目
挙式はゲストの視線が最も集まり、写真にも多く残る大切なシーンですが、初期見積もりでは必要な装花が含まれていないことが多く、打ち合わせで追加費用が発生しやすいポイントです。
① 挙式退場の定番「フラワーシャワー」

華やかな写真が撮れる人気演出ですが、初期見積もりでは「20名分のみ」など最低限しか含まれていないことが多く、ゲスト数に応じて追加料金が発生します。
💡おすすめ対策💡
持ち込み可否を確認し、造花の花びら+紙吹雪などを混ぜた“手作りシャワー”を準備すると、安くてボリュームも出て写真映えも◎。
② 受付・ウェルカムスペースの装飾

最初に受付をするウェルカムスペース。その装飾は初期見積もりでは0円が基本。持ち込みグッズだけだと「隙間が気になる」と追加装花を頼むケースが多い場所です。
💡おすすめ対策💡
ドライフラワーやアーティフィシャルフラワーを持ち込むのが最も賢い方法。
お花付きのウェルカムボードを置くだけで一気に華やかになり、式後は新居のインテリアにも使えます。リングピローとテイストを揃えると統一感も出ておすすめ。
Luna et Lilyでは、飾るだけで空間が華やぐウェルカムボードやリングピローをハンドメイドで制作しています。ニュアンスカラーのお花で統一感を出せ、式後は新居のインテリアにも。受付をおしゃれにしたい方はぜひ、こちらのサイトをご覧ください。
【披露宴編】打ち合わせで発覚!別料金になりがちな装花5項目
披露宴はゲストが最も長く過ごす空間であり、写真にも多く残るため、装花の満足度が大きく影響します。
しかし、初期見積もりでは最低限の装花しか含まれておらず、打ち合わせが進むほど金額が上がりやすいポイントがいくつもあります。ここでは特に追加費用になりやすい5項目と対策をまとめます。
③ メインテーブル(高砂)の「背景・周辺」の装飾

初期見積もりに入っている「高砂の装花」は、基本的に新郎新婦が座る「テーブルの上」だけです。SNSでよく見るアーチ・タペストリー・足元のグリーン・キャンドルなどはすべて別料金で、希望のイメージを再現しようとすると10万円以上アップすることもあります。
💡おすすめ対策💡
最近トレンドの「高砂ソファ」にするのも一つの手ですが、実はソファにすると周辺の装花ボリュームが必要になり、かえって高くなるケースも。
費用を抑えつつ華やかにするなら、「キャンドル」や「アンティーク調の洋書」などのアイテム、レンタル造花などがあれば、それをフローリストに相談するのがおすすめ。花材を増やすより、装飾アイテムを組み合わせる方がコスパ良く華やかに作れます。
④ ケーキ台・ケーキナイフの装花

ケーキ入刀は披露宴のハイライトで、写真に最も残るシーン。
しかし、ケーキ台の周りやナイフの装花は初期見積もりに含まれていないことが多く、何もないと写真で寂しく見えることがあります。
💡おすすめ対策💡
ケーキ台の装花は、「アイビーなどのグリーン(葉物)のみでナチュラルに仕上げる」のがおすすめ!おしゃれで費用も抑えられます。
また、ケーキナイフの装飾は、サテンリボンやオーガンジーを自分で用意して持ち込む方法もあります。ただし、式場によっては持ち込み不可・持ち込み料発生の可能性があるので必ず事前にプランナーへ確認しましょう。
⑤ ゲストテーブルの「卓数追加」

卓数の追加は初期見積もりから金額が跳ね上がりやすい項目かもしれません。
というのも見積もり段階では卓数が少なめに設定されているため、ゲスト人数が確定すると卓数が増え、1卓1万円なら4卓増えるだけで4万円アップということも珍しくありません。
💡 おすすめ対策💡
まずは席次を調整し、1卓あたりの人数を最大にして卓数を減らすこと。
もしグループの都合で卓数が減らせない場合は単価を下げる選択肢もありますが、寂しく見えるほどの節約はNGです。ゲストが長く過ごす場所なので、フローリストと相談し“見栄えを保つ最低ライン”を見極めることが大切です。
⑥ お色直し用の「セカンドブーケ&ブートニア」

初期見積もりに含まれるブーケは「1個(ウェディングドレス用)」だけです。
カラードレスに合わせてブーケを変える場合、3〜5万円の追加が必要になります。
💡 おすすめ対策💡
1つのブーケで通すなら、白ドレスにもカラードレスにも映える「白×グリーン」主体の万能なデザインにするのが王道です。でも一つのブーケだと鮮度が保持できないという側面もあるので注意。
もし「カラードレスに合わせたブーケを変えたい」という場合は、アーティフィシャルフラワー(高品質な造花)のブーケを外注して持ち込むのが今とても人気です。
アーティフィシャルブーケは本物に見える造花です。
・枯れないので、前撮りと結婚式本番で2回以上使い回せる
・式場提携の生花ブーケよりも費用を抑えやすい
・挙式後も新居にずっと美しいまま飾っておける
という、大きなメリットがあります。
ただし、式場によっては「持ち込み料(1個につき数万円)」が発生したり、最悪の場合「ブーケを外注すると他の割引が消える」などのルールがあるため、必ず事前確認が必要です。
自分好みのブーケを残したい花嫁さま向けに、Luna et Lilyではオーダーメイドやワークショップでアーティフィシャルブーケを制作しています。
持ち込みの不安や色合わせもプロが相談に乗りますので、よろしければこちらのサイトを参考にしてみてください
⑦ ナプキンフラワー&グラスフラワー

ナプキンに一輪花を置く「ナプキンフラワー」や、乾杯グラスに花を付ける「グラスフラワー」は、1輪数百円でも人数分で数万円に。細かな追加が積み重なりやすい項目です。
💡 おすすめ対策💡
正直にお伝えすると、ここは優先度は低めです。 “削ってもOK”です。ナプキンの色や折り方を工夫すれば、おしゃれにコーディネートもできます。
【ギフト・システム編】見積もりの最後に潜む“盲点の費用”2項目
ここまでは会場内の「見えるお花」を紹介してきましたが、最後にお伝えするのは、見積書の終盤にひっそりと登場する「ギフト」と「システム料金」の盲点です。ここを頭に入れておかないと、最後の最後で数万円の見積もりアップに頭を抱えることになります。
⑧ トス用ブーケ・両親への贈呈用花束

挙式の後に披露宴を行う日本の結婚式ではブーケトスのお花は別で用意するのが一般的です。
披露宴終盤に両親へ渡す贈呈用花束も、装飾ではなく「演出・ギフト扱い」。
そのため 初期見積もりに含まれていないケースが非常に多い項目です。両親花束は1束5,000〜1万円(両家で2束)、トス用ブーケも3,000〜5,000円ほど。これだけで 数万円の追加 になることもあります。
💡 おすすめ対策💡
最近ではトスブーケの代わりに、コスメプルズなどを持ち込む新郎新婦も増えています。
また遠方から来る親御様には、生花より持ち帰りやすいドライフラワー・アーティフィシャルのリースや子育て感謝状などが人気です。
ただし、どちらも「持ち込み料」がかからないか、事前にプランナーさんへ確認を忘れないでください。
⑨ 持ち込み料・設置料などの「システム料金」

意外な盲点が、装花そのものではなく式場独自の手数料や使用料などです。
「装花代を抑えるためにブーケを外注しよう!」と決めても、式場によってはブーケ1点につき1万〜2万円の「持ち込み料」が発生することがあります。
さらに、「ガーデン使用料」、二次会用にお花を移動する「館内移動料」や、高砂ソファにするための「ソファ設置料」、早朝や夜遅い披露宴の場合の「時間外手数料」などなど、別途数千円〜数万円かかるケースがあります。
💡 おすすめ対策💡
これらは式場のルールのため、打ち合わせが始まってから交渉しても覆すのは難しい部分です。
だからこそ、契約直後または最初の装花打ち合わせのタイミングで、「持ち込み料の詳細」「追加手数料の有無」を必ず確認し、見積書に明記してもらうことが最大の防御策になります。
その際は必ず「〇〇はできますか?」ではなく「〇〇すると追加料はかかりますか?」と聞きましょう。
《まとめ》
今回は結婚式の初期見積もりに含まれない装花項目について解説してきました。
今まで紹介した装花の項目はあくまでも一例です。「階段の装飾」や「テラスの装花」などの式場ならではの項目も存在します。
自分が挙げる式場の装花項目を把握し、今回紹介した項目と見積書と照らし合わせながら、打ち合わせでプランナーやフローリストに確認していくことが大切です。

「初期見積もり=結婚式が成立する、最低限の装花」